ミュージカル「ブラック メリーポピンズ」

焼け落ちた、豪邸。消え落ちた、記憶。子供たちの、メリーポピンズは何処?

作品解説

2012年、韓国ソウルの大学路で誕生し、心理スリラーという新たなジャンルを打ち立てた ミュージカル『ブラック メリーポピンズ』。
脚本・演出・音楽、全て一人の女性「ソ・ユンミ」によって生み出されたこの異色作は、初演プレビュー公演が異例の全席完売、韓国の小劇場公演では驚異的な記録となった。

ソ・ユンミは、自らの脚本に、音楽を付け、演出をし、更にはステージングまでこなす。そのマルチな才能が発揮された今作は、小劇場オリジナルミュージカルでありながら、『ウィキッド』『ラ・マンチャの男』『シカゴ』などの大型ミュージカルと肩を並べ、その年の韓国の公演ランキングトップ10に入る人気作となった。
更に2013年8月には、東国大学校イヘラン芸術劇場で再演され、予定より1ヶ月以上も延長、 “ブラック メリーポピンズ シンドローム”を巻き起こした。
韓国で人気を博したこの作品が、日本初上陸。
演出に鈴木裕美、上演台本に田村孝裕、訳詞に高橋亜子を迎え、未見と言っても過言ではない新感覚 “心理スリラーミュージカル”日本版が誕生する!

キャストには、宝塚歌劇団雪組トップスターとして退団後、初の舞台出演となる音月桂をはじめ、小西遼生、良知真次、上山竜司と、人気•実力を兼ね備えたメンバーに、
ミュージカル界で輝きを放ち続け、先に上演された韓国発日本初演ミュージカル「シャーロック ホームズ」で女性版ワトソンを演じ、韓国オリジナルスタッフにも絶賛された一路真輝が加わった、この強力な布陣で、いかに日本初演版『ブラック メリーポピンズ』に挑むのか、期待が高まる。

ストーリー

1930年代、著名な心理学者グラチェン・シュワルツ博士の豪邸で火事が起こった。この火事によって、豪邸及び博士の遺体さえも燃え尽きた。この事件は大きなニュースとなったが、何より人々の興味を引いたのは、シュワルツ邸の養育係メリー・シュミットが、業火の中自らは火傷を負いながらも、博士の4人の養子達、ハンス、ヘルマン、ヨナス、アンナを劇的に救出したということだった。

しかし、メリーは失踪。
残された子供達は、事件の衝撃かその晩の事を何も憶えておらず、火災の原因はわからずまま闇に葬られた。ところが次第に、メリーのアリバイが疑われる証言が出始め、彼女は容疑者として追われることとなる。

それから 12年。
いつしか事件は忘れ去られ、4人の子供達はそれぞれ違う家庭の養子となり新しい人生を送っていた。しかしそんなある日、 彼らに、グラチェン博士の手帳が届く。
そこには事件の真相が・・・。

あなたが取り出した子供達の記憶、 あなたが消しなさい。 この事実は誰にも知られてはならないのです。

封印されていた、パンドラの箱が開けられた時、4人が見たものは・・・。